ATO/TASCとは


地上子から受け取った情報や車上で積算した距離情報から力行やブレーキを制御する自動列車運転装置のことである。
BVEの再現では
magicant様のbve-autopilotプラグイン
Line16様のbve-autopilot-Sプラグイン
をベースにbve-autopilot-for-MCCP_For_Route6-7として6・7号線向けメトロ準拠統合プラグイン(MCCP_For_Route6-7.dll)向けに一部改造したものを使用することを前提としている。
なお、当プラグインはLGPL2.1に従って、以下でソースコードが公開されています。
https://github.com/BVE-I/bve-autopilot-for-MCCP_For_Route6-7
BVEにおけるATOの設定
ここでは、bve-autopilot-for-MCCP_For_Route6-7プラグイン独自の仕様や使用上の注意点について記述します。
大まかな設定方法はmagicant様のbve-autopilotプラグインと同一であるので、そちらを参照してください。読み込み順序について

使用方法として、bve-autopilot-for-MCCP_For_Route6-7プラグインを6・7号線向けメトロ準拠統合プラグインよりも先に読み込ませてください。
ノッチ配列について

図3にATOが15段に分割された時のノッチ配列の一例を示します。(段数はbve-autopilot-for-MCCP_For_Route6-7プラグイン側はiniで記述された段数、6・7号線向けメトロ準拠統合プラグインは15,28,31段に対応しています。)
6・7号線向けメトロ準拠統合プラグインやbve-autopilot-for-MCCP_For_Route6-7プラグインを用いる時は必ずノッチ段数の配列を
手動N-手動B1-手動B2-…-手動B7-手動EB-TASCB01-TASCB02-…-TASCB30-TASCB31のように記述してください。

また、[acceleration]セクションの手動ノッチに関する加速度は0としてください。こうすることでATO側で手動ノッチの出力が行われなくなります。
※magicant様のbve-autopilotプラグインやLine16様のbve-autopilot-Sプラグインとは特に力行のノッチ配列が異なります。ご注意下さい。
ノッチアップ機能について

また、本プラグインではATO出発時に段階的にブレーキノッチを緩める機能、力行ノッチを上げる機能を搭載しています。
設定方法としてはinstruction(Brake or Power)Notchに投入したい段数(ATO-B/P xx)を記述し、
(Brake or Power)MaintainNotchTimeにノッチを保持する時間[ms](出発押下からの時間でノッチを切り替える時間)を入力します。
例えば画像の例では力行ノッチの場合、出発ボタンを押下してから2000.0[ms]まではATO-P08(8ノッチ)、2000.0[ms]〜3000.0[ms]の間はATO-P14を出力します。
本来の力行ノッチに戻す時はノッチ、時間共に-1を入力することで、本来のノッチに戻ります。
ATOの運転制御について

本プラグインでは6・7号線向けメトロ準拠統合プラグインとの協調前提として、ATO事前減速をOFFにしATOによるATC下位現示受信時の速度制御をATCによって行うことによって運転能率の向上を行っています。

ATOの事前減速がある場合ATCの現示変化点より前に速度が下がってしまうため運転能率が低下します。
また、元来のbve-autopilotではATC下位現示を受信すると常用最大ノッチへノッチを強めようとする挙動がありましたが、本プラグインではその挙動をなくしATCによって減速させております。
そのため、リアルなATO挙動のために、現示手前で少し減速させるためには、bve-autopilotの速度制限地上子である1006番地上子や1007番地上子を用いて速度制御を行う必要があります。
詳しくはmagicant様のbve-autopilotプラグインのWikiをご参照ください。
その他付加機能について

[ato]セクションにresetDepatureConditionsWhenEmgBrakeという項目を追加しました。
これは出発ボタン押下後に非常ブレーキに投入すると出発条件不成立となり、ボタンを押下する前の状態に戻ります。
また、[tasc]セクションの(TASC制御リセット条件、)TASC 緩解条件にminimummanualbrakeという条件を追加しました。
これは、停車してドアが開いたとき手動段が一段でも入っていればブレーキが緩解するという条件です。
路線側の設定方法について

図のような形で地上子を設置するとATO/TASCが動作します。
このプラグインでは標準としてメトロ準拠TASCプラグインの地上子も使えるようにしてあり、急行通過駅も動作します。
これでATOの設定は終了です。
今回のプラグインでは、リアルにするためにいくつか追加の設定や制御を行っています。
2026/07/05 初版公開
6・7号線向けメトロ準拠統合プラグイン(MCCP_For_Route6-7.dll)のページに戻る